スルメネのパザル(旅行・お出かけ部門)。
黒海地方の旅の記録の続きです。
以前もUPしているのですが、
Hürriyet新聞(2007年の記事ですが)の、
『トルコで、もっともオリジナルなパザル10選』 で選ばれている、
黒海地方のパザル(市場)は3つ。
Bartın Garılar Pazarı、
Kastamonu Pazarı、
そして、Sürmene Pazarıです。
オデミッシュのパザルに行ったときに、
ものすごく楽しかったので、
今回の黒海の旅でも、『パザルに行こう!!』って考えました。
バルトゥンとカスタモヌは、かなり遠いので無理。
トラブゾンから1時間半ぐらいで行けるスルメネ(Sürmene)へ向かいました。
市営バスでスルメネに向かいます。
基本的に、トラブゾンの市営バスにはカードがないと乗れませんが、
他のお客さんにお願いして、運賃をお金で渡して、その方のカードを使わせてもらいました。
バスに乗る前に『現金で乗れるか?』って聞くと、運転手さんから乗車拒否されます。
わたしが乗っている間にも、数人のトルコ人が、
『カードのいらないミニバスに乗るように』って言われていました。
わたしの場合。知らずに乗ってから、
『旅行客なんです。バスカードなんて知らないです。どうしましょう。。。』
って言っていたら、近くにいた親切なトルコ人が助けてくれました。
・・・あざといとは言わないで!!ほんとうに、知らなかったのだから。
無事にスルメネに到着。
帰りの長距離バスを予約してから、
小雨の中、パザルを散策しました。
黒海地方といえば、トウモロコシ。
乳製品のお店。
黒海地方のバターの色は、他の地方で作られたモノよりも、
黄色が強い気がします。
バターの色は、牛のエサの違いだけど、
黒海地方の牛たちは、青草をしっかり食べてるからなのかしら??
(干し草を食べるとバターの色は白くなるので)
ご当地料理クイマックには、このチーズやバターが欠かせません。
クイマック?なにそれ??な方は、以前UPしたこちらをどうぞ。
ご当地粉モノ、ケテ(kete)。
ケテ自体は、いろいろな地方で作られていますが、
地方によって、味も形もかなり違います。
ケールとşalgam(カブの一種の葉っぱ)。
黒海地方では、ケールをよく食べます。
黒海地方出身のお友達が、
『冬。寒くなり、雪をかぶったケールがいちばんおいしい』って話していて、
そんなもの?なんて思っていたけれど、
調べてみると、確かに。夏のケールは苦味があるけど、
冬のケールは、葉の色も濃く・厚みも増して成分が凝縮し、美味しい
のだって!!・・・知らなかった。
パザルがあるのは、黒海沿いの大通り沿い。
でもね。はっきり言って、
オデミッシュのパザルと違って、1時間半かけて、
パザルだけを目的にスルメネに行くほどの価値はないかも?
スルメネまでわざわざやってきたのだから、
何か記念になりそうなものを・・・
って、小さなナイフを1本買いました。
スルメネって、ナイフで有名な街なので。
この後、トラブゾン方向へまた戻り、
長距離バスで4時間かけて、お友達の実家へ向かいました。
・・・トラブゾンからなら3時間弱で到着できたのに、
スルメネを往復することによって、日中の貴重な時間を3時間も無駄にしちゃったよ
次回は、この旅のメイン、
ギレスンのトルコ人宅(お友達の実家)にお邪魔して、
黒海地方出身のお母さんから、ハムシ・ボレイ(イワシのボレキ)を習います。
イワシのボレキ???
クエスチョンマークが3つぐらいつくお料理、
(普通の生地(粉モノ)は全く使わないのに、ボレキなんです)
ですが、詳細は次回の旅の記録に。
第一回プラチナブロガーコンテスト
by akdeniz_tk | 2017-01-15 00:47 | トルコの事情(観光編)。