これでもボレキ!?アフィヨン風パトルジャンボレイ。

先日のコメント欄で、ソーニャさんとのやり取りの中、
パトルジャン・ボレイがちらりと話題にでました。
で。調べたところ、
あら!なんと2種類のパトルジャン・ボレイがあるではないですか!
まったく別のお料理なのに、名前が一緒。
(以前の紹介したマニサケバブも、
ケバブらしいケバブと、名称詐欺のようなマニサ・ケバブという、
同名なのにまったく違うお料理っていうのがあったけど、これってよくあるコト?)
以前も書いたけど、
ボレキ(語尾変化で○○ボレイ)は、
小麦粉で作った薄い皮(ユフカ)を使ったお料理の総称。
これまで紹介をしたモノも結構あります。
コル・ボレイ(①、②)、ス・ボレイ(①、②)、シガラ・ボレイ、
サジ・ボレイ(ギョズレメ)、メルジメッキ・ボレイ、
クル・ボレイ、ギュル・ボレイ、セルプメ・ボレイ(①、②、③、④)、
サライ・ボレイ・・・そのほかにも、紹介していないボレキは、まだたくさんあります。
ちなみに、薄い皮を使う春巻きだって、
トルコ語だと『チン・ボレイ(中国のボレキ)』なんですよ~。
なので、普通に考えると、パトルジャン・ボレイといえば、
茄子(パトルジャン)を具にしたユフカを使ったお料理になるのですが、
その妥当なパトルジャン・ボレイの他に、
アフィヨン名物のパトルジャン・ボレイがあります。
ネットで、複数のレシピを確認したけれど、
いずれも、ユフカを使っていないんです。
それって、皮なしの餃子レベルで、
『え?』って感じ。
『餃子を作ったの♪♪』って言われて、
出てきたのが、中の具を丸めて焼いただけだった。。。って状況ですよ。

ナス入りのミートローフのようですが、
これが、アフィヨン風パトルジャン・ボレイ。
トルコ人調理師さんにも、
『ボレキに似ても似つかない、ボレキだねぇ~』って言われました。
(彼も、アフィヨン風パトルジャン・ボレイの存在を知らなかったらしい)
ボレキとは思えないボレキですが、おいしかったです。
で。いろいろと調べたレシピをアレンジして作ったパトルジャン・ボレイ。
ソーニャさんから、日本語のレシピをUPしてねって言われたので、
レシピ残しておきます。
【材料】 15cmスクエア耐熱容器使用
牛ひき肉 200g
茄子 3本
たまねぎ 中1/2個
赤ピーマン 1本
イタリアンパセリ 5~6本
卵 1個
塩 小さじ1/2
胡椒 少々
(飾り用)
トマト 小1/2個
赤ピーマン、ピーマン 少々
【作りかた】
1.茄子はダイス状に切り、水につけてアクを抜く
たまねぎ、赤ピーマン、イタリアンパセリは、みじん切りにする
2.1の茄子の水をよく切り、160℃ぐらいの油で揚げ、
キッチンペーパーの上で、油をよく切る
3.ボウルに、ひき肉、たまねぎ、赤ピーマン、イタリアンパセリを入れて、
よく混ぜる
4.卵、塩・胡椒を入れて、さらに混ぜる
5.茄子を加えて、混ぜる
6.15cmのスクエア型に詰め、
上にスライスしたトマトと千切りにしたピーマンと赤ピーマンをのせる
7.200℃に予熱したオーブンで、20~30分、火が通るまで焼く
参考にしたパトルジャン・ボレイのレシピ
http://allah-ne-verdiyse.blogspot.com.tr/2012/07/patlican-boregi-afyon-usulu.html
https://www.kanald.com.tr/mutfagim/haberler/patlican-boregi-tarifi/44009.aspx
http://lezzetler.com/patlican-boregi-afyon-vt41029
http://www.birseninmutfagi.com/2014/07/kiymali-patlican-boregi-afyon-yemegi.html
http://www.yemekevi.tv/Mutfaklar/Afyon-mutfagi_2095.html
by akdeniz_tk | 2015-10-24 04:26 | レシピ(トルコ料理)。 | Trackback(1) | Comments(6)

ハロウィン前に三原堂で買っていましたが、海外のイベントごとに 併せてアップするのもねぇとばかりに終わってから アップするへそ曲がりなソーニャ。 南瓜のランタン(緑)/ 抹茶錬切、こし餡 悪戯おばけ(白)/ こし餡 、くるみ入り ハロウィンパーティー(橙)/ かぼちゃきんとん、つぶ餡 そして、この日のランチははん亭で 鮪のほほ肉ステーキバルサミコ酢ソース 狭い厨房で3人で押し合いへし合いで息ぴったりで働くすがたが頼もしい。 ホールはお嬢さんひとり。お客さんも女性ば...... more
あと、シードルがあれば幸せ。
ひと目見て、食べたい〜♪と思いました。
レシビは写真を見てるとなんとなく分かるのですが、
食欲が買ってしまって正確なレシピを・・・と思いました。^^
でもレシピを見ると、確かにミートロ―フっぽい。
最初に誰かが間違えて名前をつけてしまったのかしら?
でも、お野菜たっぷりで美味しそう。
アフィヨンは、何度も行ったコトあるのですが、
このボレキは食べたコトがなかったです。
ソーニャさんのおかげで、新しい郷土料理を知ることができました。
こちらこそ、ありがとうございます。
ボレキじゃないですよね。ムサカ(トルコ風)とも違うし、
かといって、キョフテでも、ケバブでもないし・・・。
名前を付けるのに困って、えぃ!!って適当につけたのかもしれないですね。
かなり茄子が入っているので、ひき肉だけで作るよりも柔らかい仕上がりになった気がします。