窯焼きパンとアポロ神殿@スィデ。
いい加減、最終回かなぁ?と思っている、南東トルコ周遊の旅の続きです。
道順からいけば、タルルスの次は、スィリフケ(ここで1泊しました)なのですが、
ごく普通の地方都市で、何を書いてよいのか分からないのでスルー。
そして、いよいよ、アンタルヤに帰る日。
スィリフケを出発して地中海に沿って、ずずず~っとアンタルヤまでひた走ります。
途中、国道沿いのレストランで休憩。
お昼には、まだ早すぎる時間だったので、
紅茶(チャイ)だけ飲むつもりだったのですが、
併設されていた、パン工房(とでもいいましょうか?)を見学しました。
トルコのレストランでは、パン焼き窯を持っている所も多く、
料理とともに、焼き立てのパンが提供されるコトもしばしばあります。
ここも、ごく普通の庶民的なレストランだったけど、
しっかり、パン焼き窯があって、マスターがパンを焼いていました。
地方によって呼び方が変わるらしいのですが、
bazlama(バズラマ)といって、田舎で良く作られているパンです。
延ばした生地を窯で焼きます。
焼いている間に、もう1種類。
同じ生地を使って、インドのナンのような、薄焼のパンを作っていました。
かなり、一心不乱で、マスター延ばしていました。。。
パンが焼きあがると、
テーブルの上に、ポンと投げ込みます。
空飛ぶパン???
・・・無事着地。
トルコのパン。以前よりも味は落ちたような気がするけれど、
今でも、日本から来たお客さんを案内すると、
たいてい、『トルコのパンって、おいしいっ~!!!』って大絶賛されます。
普通のパンがそんな風だから、焼き立ては感動的。
上に、バターをたっぷり塗って食べると、
カロリーとか、そういうコトを考える余裕がなくなるぐらい、おいしいです。
そして、Side(スィデ)にも寄り道しました。
スィデは、古のギリシアの町であるとともに、リゾート地としても有名な町の1つ。
アンタルヤ方面に観光にくると、大抵、1度は足を運ぶようなトコです。
わたしも、初めてアンタルヤを訪れたときに、
アンタルヤからの日帰りツアーで、こことマナヴガットの滝を見に行きました。
今回、実に10年ぶりのスィデ。
驚いたのは、人口わずか1万人の小さな町のくせに、ツーリスティックな料金体制です。
まぁ~、高いコト!高いコト!!
ちょっと前に行った友達が、
『スィデのレストランでご飯を食べたら、
東京のちょっと良いレストラン並だった』などと話していたけれど、
正直、こんなに高いとは思ってもみませんでした。
まず、普通のドネルケバブ(日本のケバブサンドイッチ)屋さんなどでも、
価格がユーロ表示されていたりして・・・。
「ここは、ヨーロッパか???」って思いました。
トルコの通貨は、リラです。
まぁ、古今東西、観光地は高いっていうのが常識で、
日本でも、スキー場のカレーは良い値段がしているのと一緒だから・・・
と思いつつも、
同じ、観光都市アンタルヤの2倍以上の価格には、
ちっとも納得ができなくて。。。
経済感覚が発達している私(というか、単なるケチ)なわたしには、
『この値段でこれを食べるのかぁ~』などと考えるだけで、
げんなりしちゃって、食欲も減退。
夕日が沈むまでいませんでしたが、
夕日に映えるアポロ神殿は、ぐっと惹きつけられる美しさだそう。
スィデは、町全体に遺跡って感じの素敵だけど、
ケチや貧乏人には、不向きなトコです。
by akdeniz_tk | 2010-11-29 23:37 | トルコの事情(観光編)。