憧れホテルと名物料理@アンタクヤ。
週に1度のトルコのお話。
長々と引っ張ってきている、南東トルコ周遊の旅、アンタクヤ編の続きです。
冒頭の写真は、アンタクヤでの宿泊ホテル。
アンタクヤの郷土料理は、もちろん楽しみだったけれど、
それ以上に期待していたのが、このSAVON HOTELでした。
サボンホテルの建物としての歴史は長く、オスマン時代(1860年代)に建設されています。
そして、オリーブオイルと石鹸の工場として使われていたのを、リノベーションして、
2003年にブディックホテルとしてオープンしたそうです。
ホテルのロビー。
お部屋(スタンダードルーム)は、ごく普通の大きさで、
『写真をUPする必要もないかな?』って感じでしたが、
ホテルの全体の雰囲気は、本当に良かったし、
スタッフも洗練されていて、親切だけど、フレンドリー過ぎずという、
トルコにしては珍しい一流感がありました。
この日は、あいにくの小雨で、
結局、市内をさっと観光してから、ホテルに帰ってきました。
みんな疲れていたし、夜ごはんを外へ食べに行くのも面倒だったので、
ホテルのレストランで、ちょっと豪華ディナーを味わいました。
(豪華といいつつも、そんなに値段は張りませんでしたが・・・)
ホテルのレストランは、ちょっと照明が落としてあって、
とってもロマンティックな雰囲気で良かったのです。
が・・・写真を撮るには不向き、この上ありません。
(ここからの写真は、気に食わないモノが多いですけど、料理の説明には、写真が必要なので)
まず。前菜は、ハタイ地方(アンタクヤ)の郷土料理を中心にシェアしました。
手前から、Biber Yoğurtlama、Humus、Cevizli Biber、Abugannuçとなります。
あまりにも暗くて全然ピントが合わなくて、トロトロ写真を撮っていたら、
みんな待ちきれなかったみたいで、食べ始めてしまいました。
なので。お皿に取り分けてから、ゆっくりと・・・。
手前から時計回りに、Zeytin salatası(オリーブサラダ)、Humus(ひよこ豆のペースト)、
kekik salatası(タイムのサラダ)、 Abugannuç(ナスのピュレ)、
Biber Yoğurtlama(パプリカのヨーグルト合え)、
Cevizli Biber(スパイシーなクルミのペースト)、全部で6種類。
オリーブのサラダは、今まで食べた中で一番おいしかったし、
クルミのペーストも、『レシピが知りたい!!』と切実に思うぐらいだったし、
パプリカのヨーグルト合えのヨーグルトが濃厚で美味だったし・・・。
ただ。タイムのサラダは、ちょっと苦手かも?
(おいしくないという訳じゃなくて、個人的にダメな味でした)
この後、メイン料理。郷土料理を少しずつ味わいたいから、
それも取り分けて食べるコトにしました。
ここからは、本当に写真が汚くて、見ていると頭が痛くなるボケボケ写真になりますが、
Cara peynırlı Karnıyarık(ジャーチーズ入りナスのグラタン)。
トルコ料理の代表選手に、揚げたナスの中に、ひき肉を入れてオーブンで焼いた、
Karnıyarık(imam bayıldıとも言います)があります。
あまりのおいしさに、imam(僧侶)が卒倒した(bayıldı)という凄い名前の料理です。
で。このKarnıyarıkのアンタクヤバージョンは、
中にひき肉ではなくて、ジャーチーズというチーズ入り。
料理の写真をフラッシュを使って撮ると、ちっともおいしそうに見えませんが、
antakya usulü kazbaşı kebap(アンタクヤ名物フィレのケバブ)。
英語では、antioch styleのフィレと書いてありました。
antakya usulü şiş kebab(アンタクヤ名物シシケバブ)。
2つともアンタクヤ名物と書いてある割には、どこでもありそうなお料理でした。
もちろん、おいしかったですけどね。
他にも。正真正銘のアンタクヤ名物、
kağıtta kebap(kağıt kebabı 紙みたいな薄いハンバーグ)、
künefe(チーズ入りの甘いデザート)なども食べたのですが、
UPに耐えられる写真がありませんので、今回はこれで終わりです。
ライトアップしたホテルの外観。
もう一度、アンタクヤへ行くコトがあったら、絶対に、またここで泊りたいと思います。
by akdeniz_tk | 2010-11-07 23:55 | 名物料理と食材辞典。